結論:AGAクリニックは相談だけ(診断のみ)での利用も全く問題ありません。
治療を強制することは法律でも禁止されています。
- カウンセリングだけで帰っても気まずくならない「具体的な断り文句」
- 押し売り一切なし!診断のみに最適なおすすめクリニック4選
- 元薄毛当事者が教える、有料級の頭皮診断を無料で使い倒すコツ
そもそも AGA治療は相談だけ で利用していいの?【結論:大歓迎です】
「無料で相談だけして帰るなんて、クリニックに迷惑じゃないか?」
「タダより高いものはないと言うし、後で高額な請求をされるんじゃないか?」
これからAGA治療を検討しているあなたが、そんな不安を抱くのは当然のことです。
私自身、20代で薄毛に悩み始めた頃、初めてクリニックのドアを叩くまでは、まるで「虎の穴」に入るような恐怖を感じていました。
しかし、結論から申し上げます。
AGAクリニックの無料カウンセリングは、「相談だけ」で利用しても全く問題ありません。
むしろ、クリニック側もそれを想定してビジネスを回しています。
ここでは、なぜ無料で運営できるのかというビジネスの裏側と、私たちが守られている法的な権利について、詳しく解説していきます。
なぜクリニックは無料でカウンセリングを行うのか?(ビジネスの裏側)
「タダほど怖いものはない」と警戒される方も多いでしょう。
しかし、クリニックがカウンセリングを無料にするのには、明確なビジネス上の理由があります。
決してボランティアではありませんが、罠でもないのです。
最大の理由は、「薄毛に悩む潜在的な患者さんとの接点を持ちたいから」です。
AGA(男性型脱毛症)は、デリケートな悩みです。
多くの人は「病院に行くほどではない」「育毛剤でなんとかなる」と考えて、なかなか医療機関を受診しません。
クリニック側としては、まず「来院のハードル」を極限まで下げることが最優先課題なのです。
初診料やカウンセリング料を数千円と設定してしまうと、その時点で「また今度でいいや」と離脱されてしまいます。
そのため、最初の入り口であるカウンセリングを無料にし、まずは専門家の診断を受けてもらうこと(リード獲得)に莫大な広告宣伝費をかけています。
これは、デパ地下の試食や、動画配信サービスの1ヶ月無料体験と同じ仕組みです。
試食をしたからといって、必ず商品を買わなければならない義務はありませんよね。
「味が好みでなければ買わない」という選択は、消費者として正当な権利です。
クリニックも同様に、10人無料相談に来て、そのうちの2〜3人が治療を開始してくれれば、長期的な治療費(LTV:顧客生涯価値)で十分に元が取れる計算をしています。
つまり、あなたが「今日は相談だけにします」と言って帰ったとしても、それはクリニックの想定内であり、何一つ罪悪感を抱く必要はないのです。
「契約しないと帰れない」は昔の話。医療法と消費者契約法による保護
一昔前、エステサロンや一部の悪質な美容クリニックでは、部屋に鍵をかけて何時間も勧誘する「監禁まがいの営業」が問題になったことがありました。
しかし、現在は状況が大きく変わっています。
法律による規制が強化され、私たちは強力に守られているのです。
具体的には、消費者契約法や特定商取引法、そして医療法によって、強引な勧誘や不実告知(嘘をついて契約させること)は厳しく禁止されています。
▼関連する法的根拠を見る
消費者契約法 第4条(消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示の取消し)
事業者が消費者に対し、不実のことを告げる行為や、威迫して困惑させる行為によって契約させた場合、消費者はその契約を取り消すことができます。
医療法における広告規制
医療機関が虚偽の広告や、患者を不当に誘引するような誇大広告を行うことは禁止されています。
もし、「今日契約しないと帰しませんよ」などと言われたら、それは即座に違法行為となります。
大手のクリニックほど、SNSでの悪評やコンプライアンス違反を恐れています。
そのため、昔のような強引な引き止めにあう確率は、極めて低くなっているのが現状です。
やまべの体験談:初めてのカウンセリング

私が20代で初めてAGAクリニックに行った時のことを鮮明に覚えています。
エレベーターで雑居ビルの上階に向かう時、心臓がバクバクして「怖いお兄さんが出てきたらどうしよう」と本気で心配していました。
しかし、実際に出てきたのは、白衣を着た穏やかな女性カウンセラーでした。
マイクロスコープで頭皮を見てもらい、自分の毛根が弱っている事実を突きつけられてショックを受けましたが、最後に「費用面で検討したい」と伝えると、「わかりました。パンフレットをお渡ししておきますね」と、拍子抜けするほどあっさり解放されました。
帰りのエレベーターで「なんだ、もっと早く来ればよかった」と安堵したのを覚えています。
あの時、勇気を出して「現状」を知ったことが、私の薄毛対策の第一歩でした。
「カモにされない」ための安全な無料相談クリニックの選び方3選
「相談だけでいい」と頭では分かっていても、いざ対面すると断りきれるか不安な方も多いでしょう。
特に私たちのような慎重派にとって、クリニック選びは「治療の質」以前に、「安全に帰れるか」が最重要項目です。
ここでは、私が数々のクリニックを渡り歩いて掴んだ、「相談だけで利用するのに最適なクリニック」を見極める3つの基準をご紹介します。
【最重要】「オンライン診療」に対応しているか
これが最強の自衛策です。
もしあなたが「断るのが苦手」「気が弱い」という自覚があるなら、オンライン診療に対応しているクリニックを強くおすすめします。
理由は単純明快です。
物理的な拘束力がないからです。
対面のクリニックの場合、密室で対面して話すため、相手のプレッシャーを肌で感じてしまいます。
「断ったら気まずい空気にならないか」「出口まで見送られるのが辛い」といった心理的ハードルがどうしても発生します。
しかし、オンライン診療(ビデオ通話)であれば、画面越しです。
もし相手が強引な態度に出たとしても、最悪の場合、通話を切断(退出)してしまえば終わりです。
自宅という「自分のテリトリー」にいながら話ができるため、冷静な判断がしやすく、心理的な安全性は段違いです。
「まずは相談だけ」というフェーズにおいて、オンライン診療ほど適した環境はありません。
最近では、初診からオンラインのみで完結するクリニックも増えていますので、これを利用しない手はありません。
公式サイトに「無理な勧誘はしません」の明記があるか
次にチェックすべきは、クリニックの公式サイトです。
トップページや「よくある質問」のコーナーに、以下のような文言があるか確認してください。
- 「無理な勧誘は一切いたしません」
- 「カウンセリングのみのご来院も歓迎です」
- 「見積もりのお持ち帰りも可能です」
「書くだけなら何とでも言える」と思われるかもしれません。
しかし、これは企業としての「宣言」です。
もしこう書いてあるのに強引な勧誘を行えば、それは「虚偽広告」として信用に関わります。
特に、全国展開している大手グループや、上場企業が運営に関わっているクリニックは、コンプライアンス遵守に非常に敏感です。
現場のスタッフにも「無理に契約させてクレームになるくらいなら、気持ちよく帰して将来の顧客にせよ」という教育が徹底されていることが多いです。
公式サイトに明記があるかどうかは、そのクリニックの誠実さを測る一つのバロメーターになります。
口コミで「見積もりを持ち帰らせてくれた」声があるか
最後に、GoogleマップやSNSでの口コミチェックです。
ただし、見るべきポイントは「髪が生えた」という成功体験ではありません。
「契約せずに帰った人」の口コミを探してください。
- 「今日は話だけ聞いて帰りましたが、嫌な顔ひとつされませんでした」
- 「一度持ち帰って検討すると伝えたら、快く見積書をくれました」
このような口コミが複数見つかるクリニックは、本物です。
逆に、「今日契約しないと割引できないと言われ、帰してもらえなかった」「カウンセラーの態度が高圧的だった」という口コミが目立つところは、避けるのが賢明です。
「治療しました」という口コミはサクラが含まれている可能性もありますが、「契約しませんでした」という口コミは、リアルな体験談である可能性が高いです。
この「ネガティブチェック」こそが、カモにされないための重要なリサーチ術です。
相談だけでも嫌な顔をされない!おすすめAGAクリニック厳選4選
先ほどの選び方の基準に基づき、相談だけでも利用しやすい、おすすめのAGAクリニックを厳選しました。
それぞれ特徴が異なりますので、あなたの目的に合わせて選んでみてください。
▼相談のしやすさ重視!AGAクリニック比較表
| クリニックタイプ | 推奨クリニック例 | 断りやすさ | 無料の範囲 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オンライン特化 | DMMオンライン、クリニックフォア | ★★★★★ | 診察・相談 | 物理的拘束ゼロ。スマホ一つで完結し、断る心理的負担が最小。 |
| 大手スキン系 | 銀座総合美容、湘南美容 | ★★★★☆ | マイクロスコープ診断 | 最新機器で頭皮を拡大して見られる。マニュアル対応で安心。 |
| 専門医対応 | 親和クリニック、Dクリニック | ★★★☆☆ | 専門医の診断 | カウンセラーではなく医師がじっくり話を聞いてくれる。 |
| (参考)サロン | バイオテック、リーブ21 | ★★☆☆☆ | 独自体験コース | 医療機関ではない。治療薬はないが、頭皮洗浄体験などが充実。 |
【断りやすさNo.1】スマホで完結・対面不要の「オンライン特化型クリニック」
「とにかく押し売りが怖い」「忙しくて行く時間がない」
そんなあなたに最もおすすめなのが、DMMオンラインクリニックのような、オンライン診療に特化したサービスです。
これらのクリニックの最大のメリットは、予約から診察、薬の処方(希望する場合)まで、すべてがスマホ画面の中で完結することです。
待合室で他の患者さんと顔を合わせる気まずさもありませんし、クリニック独特の消毒液の匂いに緊張することもありません。
診察時間は15分程度とコンパクトで、医師も効率重視で対応してくれるため、無駄な営業トークが入る余地が少ないのも特徴です。
「今日は説明を聞きたいだけです」と伝えれば、「わかりました、また必要になったら予約してくださいね」と、数分で通話が終了します。
この「手軽さ」と「去りやすさ」は、対面クリニックにはない圧倒的な強みです。
【診断の質No.1】マイクロスコープで頭皮が見れる「大手スキンクリニック」
「自分の毛穴がどうなっているか見てみたい」「本当にAGAなのか科学的に知りたい」
そう思うなら、銀座総合美容クリニック(銀クリ)や湘南美容クリニックなどの大手クリニックへ足を運ぶ価値があります。
ここでは、ダーモスコピー(マイクロスコープ)と呼ばれる拡大鏡を使って、頭皮の状態をモニターに映し出してくれます。
健康な頭皮と自分の頭皮を比較し、「一つの毛穴から何本生えているか」「産毛化していないか」を目の当たりにすることができます。
私自身、初めてマイクロスコープで自分の頭皮を見た時の衝撃は忘れられません。
「あ、本当に細くなってる…」という事実は、ネットの情報を見るより何倍も説得力がありました。
大手クリニックは患者数が多く、スタッフの対応もマニュアル化されているため、感情的な押し売りをされるリスクも比較的低いです。
「診断結果を見てから考えたい」というスタンスで臨めば、非常に有益な情報を無料で得られます。
【納得感No.1】医師が直接時間をかけて話す「地域密着型・専門医」
「カウンセラー(営業)ではなく、医師に直接悩みを聞いてほしい」
という方は、Dクリニックや、地域で評判の良い皮膚科系のAGAクリニックを選びましょう。
多くの激安クリニックでは、医師の診察は数分で終わり、残りの時間は無資格のカウンセラーによるプラン説明(営業)というケースが少なくありません。
しかし、医療重視のクリニックでは、医師自身が時間をかけて問診し、ライフスタイルや家系を含めた総合的なアドバイスをくれます。
「薬を売ること」よりも「患者の悩みを解決すること」に主眼を置いているため、無理に治療を勧められることはまずありません。
「まだ治療する段階ではないですね」と、正直に言ってくれる医師に出会えるのもこのタイプです。
ただし、初診料がかかる場合もあるので、事前に「無料相談が可能か」を確認することをおすすめします。
【番外編】相談だけならここもアリ?毛髪診断士がいるサロンとの違い
よく混同されがちですが、「バイオテック」や「リーブ21」などは、医療機関(クリニック)ではなく「サロン(民間療法)」です。
ここでは医師がいないため、フィナステリドなどのAGA治療薬を処方することはできません。
その代わり、マイクロスコープを使った詳細な頭皮チェックや、独自の頭皮洗浄マッサージなどを「無料体験」として提供していることが多いです。
「薬を使わずにケアしたい」「頭皮の脂をスッキリさせたい」というニーズには合致します。
ただし、サロンは医療機関ではないため、契約(コース契約)の金額が高額になりがちで、勧誘の熱量もクリニックより高い傾向にあります。
「絶対に契約しない」という強い意志を持って、無料の頭皮ケア体験だけを楽しむという利用法もありますが、断る自信がない方にはあまりおすすめしません。
あくまで「AGA治療(投薬)」とは別物であると理解しておきましょう。
【悪用厳禁】カウンセラーの勧誘を100%回避する「鉄壁の断り方」マニュアル
ここからは、いざクリニックへ行った際に、絶対に契約せずに帰宅するための「具体的なテクニック」を伝授します。
相手はプロのカウンセラーですが、こちらも準備をしておけば恐れることはありません。
重要なのは、「物理的に契約できない状況を作る」ことと、「相手が諦めざるを得ない理由を用意する」ことです。
カウンセリング当日に持っていってはいけないもの
戦いは家を出る前から始まっています。
以下のものは、絶対にカバンに入れないでください。
- クレジットカード
- 銀行のキャッシュカード
- 印鑑
- 必要以上の現金(財布には交通費と食事代程度のみ)
クリニックで最も怖いのは、その場の雰囲気に流されて「今日契約すれば安くなるなら…」と判を押してしまうことです。
しかし、物理的に支払い能力がなければ、どんなに魅力的な提案をされても契約しようがありません。
「申し訳ありません、今日は相談だけのつもりだったので、カードも印鑑も持ち合わせていないんです」
この一言は最強の盾となります。
「後日振込でもいいですよ」と言われるかもしれませんが、「一度帰って検討します」と断るための強力な口実になります。
態度が急変しない魔法の言葉「家族(妻)に相談が必要です」
断り文句の中で、最も角が立たず、かつ効果的なのが「決定権は自分にない」というアピールです。
特に既婚者や同居人がいる場合、「妻(家族)に相談せずに契約すると、家に入れてもらえなくなるんです」と伝えてください。
カウンセラーも人間です。
家庭の事情を持ち出されると、それ以上強くは踏み込めません。
「奥様に内緒で治療される方も多いですよ」と食い下がられる場合もありますが、「うちは財布の紐を完全に握られているので無理なんです」と苦笑いしながら返せば、相手も諦めざるを得ません。
独身の場合でも、「親に相談する」「ファイナンシャルプランナーに相談している」など、第三者の承認が必要であるという設定を一貫させましょう。
シチュエーション別「お断りスクリプト」【コピペOK】
現場で慌てないよう、具体的な会話の台本(スクリプト)を用意しました。
スマホのメモ帳に保存して、直前に見返してください。
ケースA:今日契約すればお得です!と割引を提示された時
これが最も多いパターンです。「当日契約特典」などで揺さぶりをかけてきます。
やまべ式・回答スクリプト
「ご提案ありがとうございます。割引は非常に魅力的ですね。
ですが、決して安くない金額ですので、一度見積もりを持ち帰って、冷静に計算してから判断したいです。
治療を始める際は、必ずこちらに連絡させていただきますので、今日は見積書だけいただけますか?」
ポイント:
相手の提案(割引)を否定せず、感謝を示しつつも、「冷静に判断したい」という正当な理由で先延ばしにします。
「始める時はここに連絡する」と言うことで、相手に将来の期待を残し、敵対関係になるのを防ぎます。
ケースB:今治療しないとハゲますよ!と不安を煽られた時
マイクロスコープの画像を見せながら、恐怖心を煽ってくるパターンです。
やまべ式・回答スクリプト
「現状がよく分かりました。正直ショックですが、教えていただきありがとうございます。
ただ、薬の副作用についても心配なので、自分でもう少し調べて、納得してから始めたいと思います。自分の体に関わることなので、即決は控えさせていただきます。」
ポイント:
「自分の体に関わること」「副作用への懸念」という、医療において最も尊重されるべき理由を盾にします。
これに対して無理に契約を迫ると、インフォームド・コンセント(説明と同意)の原則に反するため、医師やカウンセラーは引かざるを得ません。
やまべの体験談:魔法のフレーズの効果



私があるクリニックで、30万円の高額なメソセラピー(注入治療)を勧められた時の話です。
「分割払いなら月々数千円ですよ」と畳み掛けられましたが、私は事前に用意していた「今は家のローンの審査中なので、新たなローンは組めないんです」という嘘(方便)を使いました。
すると、それまで熱心だったカウンセラーの表情がスッと変わり、「あ、そうなんですね。では審査が終わったらまた来てください」と、あっという間に解放されました。
相手にとって「成約の見込みがない」と分からせることが、最も手っ取り早い脱出方法だと痛感した瞬間でした。
実際のところ何をする?無料カウンセリングの具体的な内容と所要時間
「行ったら最後、何時間も拘束されるんじゃないか…」
そんな不安を解消するために、一般的な無料カウンセリングの流れをシミュレーションしてみましょう。
所要時間は、スムーズにいけば約60分です。
▼来院から帰宅までのタイムライン
| 時間 | 内容 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| 0〜10分 | 受付・問診票記入 | 既往歴や薄毛の悩みを記入。「当日の施術希望」欄は「なし(相談のみ)」にチェック。 |
| 10〜25分 | 医師による診察 | 【ここが無料の価値】 頭皮チェック、AGAかどうかの医学的判断。 |
| 25〜45分 | カウンセラーの説明 | 【警戒レベルMAX】 治療プランの提案、料金説明、見積もり提示。 |
| 45〜55分 | クロージング(検討) | ここで「持ち帰ります」と伝える。 |
| 55〜60分 | 退室 | 見積書を受け取り、笑顔で帰宅。 |
問診票記入〜医師による頭皮チェック(0円の範囲)
受付を済ませると、まずは問診票を記入します。
ここで重要なのが、「本日の希望」欄があれば、必ず「カウンセリングのみ(相談のみ)」にチェックを入れることです。
「あわよくば治療したい」という曖昧な態度は、相手に期待を持たせてしまいます。
その後、医師による診察が行われます。
ここが無料カウンセリングのハイライトであり、私たちが最も享受すべきメリットです。
視診やマイクロスコープを使って、「あなたの薄毛はAGAなのか、円形脱毛症なのか、それとも皮膚炎によるものなのか」を診断してもらいます。
多くのクリニックでは、この「診断」までは無料です。
ただし、血液検査を行う場合は、その時点で費用(数千円)が発生するケースや、治療契約が前提となるケースがあります。
「血液検査をしますか?」と聞かれたら、「今日は診断だけで結構です」と断りましょう。
カウンセラーによるプラン説明と見積もり提示
医師の診察が終わると、別室でカウンセラー(スタッフ)にバトンタッチされます。
ここからが「営業タイム」です。
医師の診断結果に基づき、最適な治療プラン(薬の種類やオプション治療)が提示されます。
ここで提示される金額は、年間契約などの総額で見せられることが多く、数万〜数十万円単位の話になります。
「今日契約すると、この入会金が無料になります」といったクロージングトークもここで出てきます。
この時間は、あくまで「情報収集の時間」と割り切りましょう。
薬の相場を知る、治療の種類を知るための勉強会だと思えば、相手の説明も冷静に聞くことができます。
帰宅(クロージング)
説明が一通り終わると、「いかがなさいますか?」と決断を迫られます。
ここで、先ほど紹介した「お断りスクリプト」を発動させます。
「内容はよく分かりました。妻と相談して決めたいので、この見積書をいただけますか?」
明確に意思表示をすれば、手続きはすぐに終わります。
診察券とパンフレット、見積書を受け取って退室です。
お会計は発生しないので、受付で支払いをすることなく、そのままエレベーターへ向かいます。
もし「診察料がかかります」と言われたら、事前にHPなどで「無料」と確認していたことを伝えましょう。
ただし、初診料有料のクリニックを予約していた場合は、ここで数千円を支払います。
これは「安心を買った費用」として割り切りましょう。
相談前に知っておきたい!AGA無料カウンセリングのよくある質問
最後に、まだ心に残っているかもしれない細かい疑問について、Q&A形式でお答えします。
私が実際に体験したことや、クリニックの制度に基づいて回答します。
後日、しつこい営業電話やメールが来ませんか?
基本的には来ません。心配なら着信拒否でOKです。
エステサロンと違い、医療機関であるAGAクリニックが執拗な電話勧誘を行うことは稀です。
私の場合、10社近く回りましたが、後日電話がかかってきたのは1社だけでした。
それも「その後いかがですか?」という程度の軽いもので、「他で決めました」と言えば二度とかかってきませんでした。
メールやLINEに関しては、DM(ダイレクトメール)が届くことがありますが、これらは配信停止設定をすればすぐに止まります。
どうしても心配な方は、問診票の電話番号欄の横に「電話連絡不可」と書いておくのも一つの手です。
相談に行くと、会社や家族にバレる可能性はありますか?
ほぼ100%バレません。
AGA治療は「自由診療(保険適用外)」です。
そのため、健康保険証を使わないケースがほとんどです(身分証明書としての提示は求められますが、保険請求はされません)。
健康保険組合からの「医療費のお知らせ」のハガキに記載されることはないので、会社や家族に通知が行くことはありません。
また、クリニック側には守秘義務があります。
待合室でも名前ではなく番号で呼ばれるなど、プライバシー配慮は徹底されています。
オンライン診療なら、自宅で誰にも会わずに済むので、さらに確実です。
本当にAGAかどうか、無料診断だけで確定できますか?
高い確率で判断できますが、100%ではありません。
医師は、マイクロスコープでの「毛の太さのばらつき」「頭皮の状態」や、家系、進行パターンを見て、AGAかどうかを臨床的に判断します。
経験豊富な医師であれば、この視診だけでほぼ間違いなく診断できます。
ただし、甲状腺機能障害など他の病気が隠れていないか、あるいは薬が体質に合うかを調べるためには、血液検査や遺伝子検査が必要になることもあります。
無料相談はあくまで「現状の毛髪状態のチェック」と「AGAの可能性の判定」までができると考えてください。
未成年でも無料で相談できますか?
可能ですが、親権者の同意書が必要な場合がほとんどです。
未成年(18歳未満など、クリニックの規定による)の場合、契約には必ず親権者の同意が必要です。
無料相談だけであっても、親の同伴か、同意書の持参を求められるケースが多いです。
内緒で相談に行っても、年齢確認で断られる可能性が高いので、事前にクリニックへ電話で確認することをおすすめします。
まとめ:まずは「自分の現状」を知るだけで十分価値がある
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「無料相談に行っても大丈夫なんだ」と、少しでも肩の荷が下りていれば嬉しいです。
AGA(男性型脱毛症)は進行性の症状です。
放っておくと、時間とともに確実に薄毛は進んでいきます。
だからこそ、ネットで検索して悩んでいる今の時間を、「専門家に診てもらう」という確実な行動に変えることが大切です。
しかし、それは「焦って契約しろ」という意味ではありません。
むしろ逆です。
「焦って変な契約をしないために、まずは無料で現状だけを把握しに行く」のです。
- 自分の薄毛がAGAなのかどうか知る。
- 自分の頭皮の状態を自分の目で見る。
- 治療にかかる正確な費用を知る。
これだけの情報を無料で得られるのですから、利用しない手はありません。
相談だけして、治療するかどうかは家に帰ってからゆっくり決めればいいのです。
あなたの髪と財布を守れるのは、あなた自身の「正しい知識」と「断る勇気」だけです。
まずはリスクのないオンライン診療や、信頼できるクリニックの無料カウンセリングで、最初の一歩を踏み出してみてください。
- 目的の明確化: 「今日は相談だけ」「見積もりをもらうだけ」と自分に誓う
- 持ち物: 身分証明書、スマホ、(必要なら)お薬手帳
- 置いていく物: クレジットカード、印鑑、大金
- 断り文句の準備: 「妻(家族)に相談します」「持ち帰って検討します」
- クリニック選び: 「オンライン対応」または「無理な勧誘なしの明記」を確認

